ブリーダーの求人「子犬・子猫のお世話」に応募してみた。

indeedの求人広告でみつけた、近所のブリーダーの求人「子犬・子猫のお世話」
犬好きとしては、どうしても気になってしまうフレーズですよね。
「ブリーダーの現場って、実際はどんな感じなんだろう?」
そんな興味と好奇心が抑えられず、実は働くつもりまではなかったものの、思い切って応募してみることに。


しかし、面接で明かされたリアルな仕事内容や飼育頭数は、私の思い描いていた甘いイメージをガラリと覆すものだったのです……。

気になった「子犬・子猫のお世話」の求人

求人内容は「子犬・子猫のお世話」って犬好きなら興味ありますよね・・・可愛い子犬のお世話でお給料がもらえるなんて💕

indeedに掲載してあり、そこから応募してみました!翌日にメールで連絡が来て、都合の良い面接の日・時間を連絡しました。
そしてまた連絡が来て、面接が決定!

車で30分くらいのところにあるブリーダーの犬舎、 とても立派な建物で最近建てた感じの新しい建物。
外からは犬や猫の鳴き声もほとんど聞こえない ニオイも感じなかった

求人は「かわいい子犬・子猫のお世話」時給は最低賃金程度 「どんなところなんだろう?」と興味を持って面接に行きました。
(ちょうど、有給でお仕事を休んでいたところでした~働く気はなかったけど、実際見てみたかったのブリーダーってどんな所かを・・・)

※現在、この求人情報は削除されており、当時の求人ページを確認することはできません。ただし、Indeedの応募履歴には応募日などの記録が残っていました。
勤務先が特定されないよう、名称などは伏せています。

仕事内容は、ほとんどが掃除だった…

面接の日。ちょっと緊張しながら車で向かいました。 
まず履歴書を見て、「トリマーの資格をお持ちなんですね。
ちょうどトリミングができる人を探していたんです」そんな話から始まり、その後、勤務時間や仕事内容について説明を受けました。

求人には「子犬・子猫のお世話」と書いてあったので、具体的に何をするのか聞いてみると、「最初は犬舎のお掃除をお願いします」とのこと。

「掃除だけですか? ほかにはどんな仕事をするんですか?」と聞いてみました。
犬舎や猫舎の掃除、排泄物の処理などが中心で、とにかく犬と猫の数が多いため、「ほとんど掃除です」とのことでした…。

トリマーの資格があるので、仕事に慣れてきたらカットなどをお願いすることもある、というお話。
さらに、「ニオイに耐えられなくて辞めてしまう人も多いんです」とも言われました。

えっ……そんなに?犬と猫の数が多いって、いったい何匹くらいいるんだろう?そして、そのあと聞いた飼育頭数にさらにびっくりすることになります。


犬200匹、猫100匹。その数に驚いた

この施設だけで、
犬が約200匹
猫が約100匹


さらに、本店には、
犬が約200匹+猫が約200匹
面接で聞いた話では合計、約700匹
面接時に私が聞いた話では…約700匹~(*_*)だそうです。

犬のお散歩はしないんですか?

気になったのが、「これだけ犬がいるなら、お散歩はどうしているんだろう?」そう思って質問した。

少し間があって・・・、「散歩はしません」 と言われた。

トリミングスクールの犬たちは散歩をしていた。

私は20年ほど前、トリミングスクールに通って資格を取りました。
当時、学校には50匹ほどの犬がいて、生徒たちはそのワンちゃんたちでカットやシャンプーの練習をしていました。
でも、生徒が帰ったあとは先生たちが犬を自由に遊ばせたり、5~7匹ずつ交代で散歩に連れて行ったりしていたのを覚えています。
そして、5歳を過ぎた犬は里親を探して、新しい家族のもとへ送り出していました。

実は昨年、私もこの学校を通して元繁殖犬を1匹迎えています。久しぶりに学校へ行ってみると、昔のようにたくさんの犬を飼育しているわけではなく、学校にいたのは看板犬を除けば、里親を探している数匹のワンちゃんたちでした。
現在、生徒の練習には卒業生のブリーダーが育てている犬たちも協力しているそうです。そして繁殖を引退する時期になると、学校でも里親探しを手伝っているとのこと。ブリーダーとトリミングスクールが、お互いに協力しているような仕組みになっていました。

だからこそ、今回の面接で聞いた**「犬は200匹ほどいる」「散歩はしません」**という話が、私にはとても印象に残りました。
さらに、トリミングについても「仕事に慣れてきたらお願いするかもしれない」とのこと。200匹もの犬がいるなら、普段のシャンプーやカット、爪切りなどのお手入れはどうしているんだろう?そんなことまで、いろいろと考えてしまいました。

犬舎を見てみたかったけれど・・・

実は、私がこの求人に応募した一番の理由、犬や猫がどんな環境で暮らしているのか、自分の目で見てみたかったからです。
「これだけたくさんの犬や猫を飼育しているブリーダーって、どんなところなんだろう?」

面接の最後に、「犬や猫を見せてもらえますか?」とお願いしてみました。

ところが、「犬や猫がびっくりするので、今は見せられません」とのこと。
中の様子は24時間カメラで確認し、温度や空調、犬や猫の体調もしっかり管理しているという説明を受けました。
また、犬たちは1匹ずつケージに入れて飼育しているとのことでした。

散歩はしない。そして普段は1匹ずつケージにいる。「もしかして、ずっとケージの中で過ごしているのかな……」そう考えると、少し悲しい気持ちになりました。ただ、私は実際に犬舎や猫舎の中を見せてもらったわけではありません。
そして思ったのが、この建物には窓がない…犬と猫は窓もない建物に入れられっぱなしなのか…

そのため、私は実際の犬舎・猫舎の中を見ていません。どのような環境で飼育されていたのかはわかりません。

イメージのイラストです・・・寂しそうな目
イラストですが、「ここから出たい」っといっているように見えます

翌日、辞退の電話をしました

面接の翌日、私から電話をして仕事を辞退しました。
もともと就職することが一番の目的ではなく、「たくさんの犬や猫を飼育しているブリーダーって、どんなところなんだろう?」という興味から応募した求人でした。

でも、面接で話を聞いて、もし本当に仕事を探していたとしても、私はここでは働けないだろうな……と思いました。
犬たちが一日中ケージの中にいるのか、どのくらいシャンプーやカットをしてもらっているのか。実際のところは、犬舎を見ていない私にはわかりません。

ただ、「散歩はしない」と聞いたことは、とても心に残りました。

わが家の犬たちは、部屋の中を走り回ったり、ふかふかのベッドで眠ったり、おやつを楽しみにしたりしています。そして散歩に出れば、風を感じたり、太陽の光を浴びたり、草や土の匂いを嗅いだり。犬にとって散歩は、ただ歩くだけの時間ではないと思うんです。

もし、あそこにいる犬たちが、そんな時間をほとんど知らずに過ごしているのだとしたら……。私はきっと、それを考えながら毎日掃除をすることがつらくなってしまう。だから、私にはできない仕事だと思いました。

人間だったら耐えられるだろうか

もし、繁殖犬として過ごした約6年間が、ほとんどケージの中だけの生活だったとしたら…

・散歩に行くこともない。
・思いきり走ることも、遊ぶこともない。
・誰かに甘えたり、名前を呼んでもらったりする時間もほとんどない。

毎日の楽しみは、朝と夕方のご飯だけ。

そして、まだ若いうちから何度も子犬を産む。

これを人間に置き換えて考えてみると、私はとても苦しくなります。
・自由に外へ出ることもできず、好きな場所へ行くこともできない。
・家族や友達と楽しく過ごすこともなく、狭い場所の中で何年も暮らし、
・決められた時期になれば子どもを産む。

そんな人生を、自分だったら耐えられるでしょうか。犬だから仕方がない。繁殖犬だから仕方がない。

私は、そうは思えません。人間と一緒に暮らす犬には、食べることだけではなく、走ったり、匂いを嗅いだり、風を感じたり、誰かに愛されたりする時間も必要なのではないでしょうか。人間の都合で命を生み出し、そのために一生の大半を使わせる。

どうして人間は、こんなにも残酷なことができるのだろう。

その後、元繁殖犬を家族に迎えました

面接に行ったのは約二年前・・・繁殖犬のことを知りました。
ペットショップで犬を飼う事が当たり前でしたが、里親を探している保護犬のことも、繫殖犬のこともなんとなくはわかっていたつもりでしたが、この「かわいい子犬・子猫のお世話」の面接に行き、みてはいませんが現実を少し知りました。

昨年(2025年)に、自分がトリマーの資格をとった学校から1匹の元繫殖犬を迎えました。
そしてこの子が寂しくないように、今年も元繫殖犬を迎えました
家には2匹の元繁殖犬がいます。
この子たちの今までの環境は詳しくはわかりませんが、とても元気で明るくかわいいワンコです
ただ・・・
・2匹とも歯が弱く、歯石が多かった
・1匹はあまり運動をしていないと思うので足が弱く、パテラ気味かなと思います。

2匹とも、今はお散歩も楽しみにしているし、ご飯もよく食べます。

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