もう犬は飼わないと思っていた。それでも保護犬を迎えた私の体験談
はじめに
私には3匹の家族・トイプードルがいましたが、昨年に最後の子が18歳と9ヵ月で虹の橋に行ってしまいました・・・犬の寿命はわかっていたけどこんなに辛く悲しく寂しいものだとわかりませんでした。
愛犬を見送ったあと、私は「もう犬は飼わない」と思っていました。毎日そこにいた存在がいなくなる寂しさは想像以上で、散歩道を歩くだけでも思い出してしまう。犬のいない静かな家に、なかなか気持ちが追いつきませんでした。
でも、時間が経つにつれてふと考えるようになったんです。犬のいない生活は考えられない!「もしまた犬と暮らすなら、保護犬という選択もあるのかもしれない」っと。
ペットショップの子犬を見ると、やっぱりかわいいと思います。最初から一緒に成長していく暮らしに憧れる気持ちも、よくわかります。
それでも、保護犬たちのことを知るうちに、年齢を重ねた子にも、その子だけの魅力や温かさがあることを感じるようになりました。
この記事では、実際に保護犬を迎えた体験をもとに、
●保護犬はどこで探せるのか
●里親選考や譲渡会の雰囲気
●迎えた後の問題行動や向き合い方
そして、保護犬と暮らして感じたことを、正直な気持ちで書いていきたいと思います。
愛犬を亡くして、「もう飼わない」と思っている方へ。そして、もし少しでも「保護犬なら迎えてみようかな」と感じている方へ。この体験談が、ひとつの参考になれば嬉しいです。
保護犬とは
保護犬とは、何らかの事情で家族と暮らせなくなり、新しい飼い主を探している犬たちのことです。
飼い主の高齢化や病気、家庭の事情で里親募集される犬もいれば、迷子になって保護された犬、繁殖を引退した元繁殖犬など、その理由はさまざまです。
保護団体やボランティアの方々が犬たちのお世話をしながら、新しい家族との出会いをサポートしています。私自身、保護犬について調べるまでは「かわいそうな犬」というイメージを持っていました。しかし実際には、ただ新しい家族との出会いを待っている普通の犬たちがたくさんいることを知りました。
繁殖引退犬について
また、保護犬の中には「元繁殖犬」と呼ばれる犬たちもいます。ブリーダーのもとで繁殖犬として生活していましたが、年齢などの理由で繁殖を引退し、新しい家族を探しています。犬の健康や福祉を守るため、繁殖回数や年齢には基準が定められており、引退後は里親募集されるケースも少なくありません。
保護犬はどこで探せるの?
保護犬を迎えたいと思っても、「どこで探せばいいの?」と迷う方も多いと思います。私も最初は保護犬を探す方法がわからず、インターネットで調べたり譲渡会に足を運んだりしながら情報を集めました。
現在は保護団体のホームページや譲渡会だけでなく、保健所や里親募集サイトなど、さまざまな方法で保護犬と出会うことができます。
ここでは、私が実際に調べた保護犬の探し方をご紹介します。
★譲渡会
ネットで検索してみてください。東京都、犬、譲渡会・・・みたいに。そうすると場所とか日にちがでてきます。これに行くのです!
譲渡会では実際に犬と触れ合いながら相性を確認できます。保護団体のスタッフから性格や飼育状況を直接聞けるため、初めて保護犬を迎える方にもおすすめです。
googleで検索する際は、
・「東京都 犬 譲渡会」
・「目黒区 保護犬 譲渡会」
・「港区 里親募集 犬」
・「東京トイプードル 保護犬」
・「チワワ 元繁殖犬 里親」
など、地域名や犬種名を入れて検索すると探しやすくなります。実際に私もインターネットで検索し、保護団体のホームページや譲渡会の情報を見つけました。
保護犬との出会いは思わぬところにあるので、まずは気軽に検索してみることをおすすめします。
★里親募集サイト
ペットのおうち などの里親募集サイトでは、全国の保護犬情報を探すことができます。地域や犬種などで絞り込めるため便利です。
このHPも細かく検索ができるので上記のように絞って検索してみてください。
・ペットのお家
・OMUSUBI(お結び)
★保護団体のホームページ
多くの保護団体がホームページやSNSで里親募集を行っています。犬の性格や年齢、健康状態などが詳しく掲載されていることが多く、自宅にいながら探せます。
参考例
・○○犬猫保護団体
・○○レスキュー
・○○県動物愛護団体
★保健所・動物愛護センター
各自治体のホームページでは保護されている犬の情報が公開されている場合があります。まれに子犬の里親募集もあることがあります。
是非、定期的に探してみてください
ネット検索は
・東京都、動物保護センター とかで検索するとでてきます。
★ジモティーの掲示板
ジモティー では個人や保護団体による里親募集が掲載されています。応募前には募集内容や譲渡条件をよく確認することが大切です。
ジモティーのHPです。都道府県を選択して、里親募集を見てみてくださいね。
自分の住んでいるところでなくても隣県だったらお迎えに良ければ大丈夫!一度会いに行ってみてください
・ジモティー
★動物病院の掲示板など。
地域によっては、動物病院の掲示板に里親募集のチラシが掲示されていることがあります。意外な出会いにつながることもあります。
動物病院には結構チラシが置いてあります~保護団体の人が頼んで置いてもらうケースですが、やはり動物が病気になった時に病院に来れる方に里親になってほしいからだと思うんです~経済力がある方に渡したいですよね!
★その他の探し方
保護団体や里親募集サイト以外にも、ブリーダーが繁殖を引退した犬の里親を募集している場合があります。また、トリミングスクールや訓練施設などで里親募集が行われることもあります。募集数は多くありませんが、ホームページやSNSで情報を確認してみるとよいでしょう。
保護犬を迎えるのに費用はかかる?
保護犬は無料で譲渡されると思われがちですが、実際には費用がかかる場合があります。
保護団体では、ワクチン接種や避妊・去勢手術、健康診断などにかかった費用の一部を譲渡費用として負担するケースが一般的です。
また、個人間の里親募集でもワクチン代などの実費を請求される場合があります
保護団体や譲渡元によって異なりますが、譲渡費用の目安としてワクチン接種代や健康診断代などで5,000円~15,000円程度、元繁殖犬の場合は避妊・去勢手術や医療費などを含めて40,000円~70,000円程度の負担が必要になるケースもあります。
※譲渡費用は保護団体や譲渡元によって異なります。実際の金額は事前に確認してください。
元繁殖犬を迎えて、譲渡費用について私が感じたこと。
私が保護犬や元繁殖犬を探していた頃、一番驚いたのは譲渡費用でした。実際、一人暮らしで保護団体の審査に通りにくくほとんどは断られました。
保護団体ではワクチン代や医療費などの実費負担が中心ですが、元繁殖犬の場合は4万円~10万円程度の費用が設定されているケースもありました。
実際に私が問い合わせた中では、
・6歳の元繁殖犬で約4万円
・7歳の元繁殖犬で約8万円
・10歳の元繁殖犬で約10万円 というケースもありました。
もちろん、マイクロチップ代、避妊手術、健康診断などの費用が含まれている場合もあります。しかし正直なところ、私は10歳で10万円と聞いたとき、「少し予算を足せば子犬も迎えられる」と考えてしまい、そのご縁は見送ることにしました。犬の命に値段を付けることはできませんが、里親を希望する側にとって費用は大切な判断材料のひとつだと感じました。
里親選考(譲渡会・面接)の体験談
保護犬を迎える際、私が想像していた以上に大変だったのが里親選考でした。
個人間の里親募集や譲渡会、保護団体によって条件は異なりますが、多くの場合、家族構成や住環境、留守番時間、これまでの飼育経験などについて確認されます。
私が応募した中には、一人暮らしや高齢者のみの世帯は応募できないケースもありました。また、自宅訪問を行う団体や譲渡後の近況報告を求める団体もあります。
最初は「そこまで確認するの?」と驚きましたが、それだけ犬の幸せを真剣に考えているのだと感じました。
一方で、個人の事情により飼えなくなった犬や高齢犬の場合は、比較的スムーズに話が進むこともありました。実際に飼い主さんのお宅へ伺い、犬の性格や生活環境について話を聞いた上で譲渡が決まるケースもあります。また、譲渡会では気になる犬がいてもその場で譲渡が決まることは少なく、応募者の中から条件や相性を考慮して後日連絡が来ることが一般的です。私が譲渡会に参加して感じたのは、犬の年齢や性格によっても条件が変わるということでした。家族構成や生活環境だけでなく、その犬にとって最も幸せに暮らせる家庭かどうかが重視されているように感じました。
保護犬や元繁殖犬にみられる行動
保護犬や元繁殖犬は、それまでの生活環境によってさまざまな特徴が見られることがあります。すべての犬に当てはまるわけではありませんが、人との暮らしに慣れていなかったり、過去の経験から不安を抱えていたりする場合もあります。
私が実際に迎えた犬たちにも、最初は戸惑うことがいくつかありました。しかし時間をかけて接することで少しずつ変化していく姿を見ることができました。ここでは、私が感じた元繁殖犬によく見られる行動についてご紹介します。
・ビビリ犬(人を怖がる・とても臆病)
初めての環境や知らない人に強い警戒心を示すことがあります。来客時に隠れてしまったり、なかなか近づいてこなかったりすることもあります。
・表情や感情表現が少ない
しっぽを振ったり甘えたりすることが少なく、「楽しんでいるのかな?」と心配になることもあります。しかし、慣れてくると少しずつ表情が豊かになる子もいます。
・散歩で歩かない
散歩の経験が少ない犬は、外の世界に慣れておらず立ち止まったまま動けなくなることがあります。無理に引っ張らず、少しずつ慣らしていくことが大切です。
散歩中の拾い食いにも注意!!
外で食べ物を見つけると何でも口にしてしまう子もいます。安全のためにも散歩中は十分な注意が必要です。
・トイレがうまくできない
ずっとゲージの中にいることが多く室内での生活経験が少ない場合、トイレの場所やルールが分からないことがあります。失敗しても叱らず、根気よく教えていくことが大切です
私の家の場合
わが家では昨年6月に元繁殖犬のトイプードル6歳を迎えました。
迎えた当初は、とてもおとなしく、声帯がないのではないかと思うほど吠えることがありませんでした。インターホンが鳴っても、来客があっても反応はほとんどなく、本当に犬がいるのかと思うくらい静かでした・・・
また、散歩にも慣れておらず、外へ出ても立ち止まったまま動かないことが多くありました。リードを付けて歩くこと自体に戸惑っているように見えました。
そしてトイレ・・・これは30%くらいの確率でできました・・・。
しかし、一年が経った今ではすっかり変わりました。インターホンや来客に反応して元気に吠えるようになり、時には「少し静かにしてほしいな」と思うこともあるほどです。また、散歩も大好きになり、今では楽しそうに走る姿を見せてくれます。そしてトイレは80%~90%くらいの確率でほぼできるようになりました。
最初は「この子は吠えない犬なのかな」「散歩が嫌いなのかな」と思っていましたが、そうではありませんでした。新しい環境に慣れるまで時間が必要だっただけなのです。保護犬や元繁殖犬の中には、すぐに本来の性格を見せない子もいます。焦らず見守っていると、少しずつその子らしい姿を見せてくれるようになると感じています。
※2026年にもう一匹、トイプードルを迎えるのですが、この子はまだ…トイレは20%くらいの確率です…でも大丈夫~できるようになります!そう思っています。
保護犬を迎えて感じたこと
保護犬を迎えて感じたのは、子犬から育てるのとは少し違うということです。
すでに成犬になっているため、それまでの生活環境や経験があり、最初から思い通りにはいかないことが多々あります。
散歩やトイレ、人との接し方など、一つひとつをゆっくり覚えていく必要がありました・・・それでも、一緒に暮らしてみると可愛さは何も変わりません。むしろ、少しずつ心を開いてくれたり、楽しそうに散歩をする姿を見たりすると、その成長がとても嬉しく感じます。
私は現在50代後半です。新しく犬を迎えることについては正直悩みました。犬の寿命を考えると、これが最後の犬になるかもしれないとも思ったからです。
だからこそ、これから犬を迎えようと考えている方には、「今だけではなく10年後、15年後、20年後のことも考えてほしい」と思います。
犬は大切な家族です。可愛いだけではなく、最後まで責任を持って一緒に暮らす覚悟も必要です。犬との生活は毎日が楽しく、たくさんの癒しや笑顔を与えてくれます。愛犬を見送った悲しみはずっと今でもあります。しかし、新しく迎えた保護犬は前の子の代わりではなく、新しい家族として私の人生にやって来てくれました。
来世も必ず、私はまた犬と一緒に暮らしたいと思います。虹の橋へ渡った子たちとも約束しました~ずっと一緒だよ~って。今いる子もずっと一緒です!それくらい、犬との暮らしは私にとって大切で幸せな時間です。
