もう犬は飼わないと思っていた私が、繁殖引退犬の里親になるまで|保護犬との出会い①

私には3匹の家族・トイプードルがいました。
2025年に最後の子が18歳と9ヵ月で虹の橋へ
犬の寿命はわかっていたつもりでした。でも、こんなにも辛くて、悲しくて、寂しいものだとは思っていませんでした。
「もう犬は飼わない」そう思っていたのに、犬のいない家はあまりにも静かで、家中のすべてが愛犬との思い出でした…

毎日が辛い…あの子たちを忘れることはないけど、あの子たちの寂しさを癒してくれるのはやっぱりワンちゃんしかいないと思いました。

そんな時にふと思ったんです。「もしまた犬と暮らすなら、保護犬という選択もあるのかもしれない」っと。

もちろん、ペットショップの子犬を見れば「かわいいな」と思います。子犬から一緒に成長していく楽しさもあります。
でも保護犬について調べていくうちに、繁殖を引退した犬や、年齢を重ねた犬たちにも新しい家族を待っている子がたくさんいることを知りました。

そして私は、繁殖引退犬の里親になりました。

この記事では、保護犬をどこで探したのか、譲渡会や里親選考のこと、実際に迎えてから困ったことなど、私自身が経験したことをそのまま書いていきます。

愛犬を亡くして、「もう飼わない」と思っている方、「保護犬なら迎えてみようかな」と思っている方にも私のこの体験談が、少しでも参考になれば嬉しいです。

保護犬とは

保護犬とは、何らかの事情で家族と暮らせなくなり、新しい飼い主を探している犬たちのことです。
飼い主の高齢化や病気、家庭の事情で里親募集される犬もいれば、迷子になって保護された犬、繁殖を引退した元繁殖犬など、その理由はさまざまです。

保護団体やボランティアの方々が犬たちのお世話をしながら、新しい家族との出会いをサポートしています。私自身、保護犬について調べるまでは「かわいそうな犬」というイメージを持っていました。しかし実際には、ただ新しい家族との出会いを待っている普通の犬たちがたくさんいることを知りました。

繁殖引退犬について

また、保護犬の中には「元繁殖犬」と呼ばれる犬たちもいます。ブリーダーのもとで繁殖犬として生活していましたが、年齢などの理由で繁殖を引退し、新しい家族を探しています。犬の健康や福祉を守るため、繁殖回数や年齢には基準が定められており、引退後は里親募集されるケースも少なくありません。

環境省の飼養管理基準では、繁殖業者などが繁殖に使うメス犬について、次のように決められています。

生涯の出産回数は6回まで 交配できる年齢は原則6歳以下 ただし、7歳になった時点で生涯出産回数が6回未満だと証明できる場合は、7歳まで交配可能 健康診断などで繁殖に適さないと判断された犬は繁殖させない 帝王切開の場合は獣医師が行い、母犬の状態や今後繁殖できるかについての診断書も必要この出産回数・年齢の数値基準は2022年6月から適用されています

だから、「繁殖引退犬」として6~7歳くらいの犬が里親を募集しています!
犬の生涯は約13年~15年くらい(犬種・大きさにより異なりますが…)、残り約8年くらいは一緒に暮らせる時間ですね。

このブログを見ている方で犬を飼ってらっしゃる方がいたら、その子も繫殖犬が命をかけて頑張ってブリーダーさんのところで産んだ子です。ペットショップの子はみんなそうです。その子の母親(繁殖犬)も幸せになれるように、早く里親さんが決まってほしいものです。

うちの子です~元繁殖犬のトイプードル(マヤとララ)

里親選考(譲渡会・面接)の体験談

保護犬を迎える際、私が想像していた以上に大変だったのが里親選考でした。

個人間の里親募集や譲渡会、保護団体によって条件は異なりますが、多くの場合、家族構成や住環境、留守番時間、これまでの飼育経験などについて確認されます。
私が応募した中には、一人暮らしや高齢者のみの世帯は応募できないケースもありました。また、自宅訪問を行う団体や譲渡後の近況報告を求める団体もあります。
最初は「そこまで確認するの?」と驚きましたが、それだけ犬の幸せを真剣に考えているのだと感じました。

一方で、個人の事情により飼えなくなった犬や高齢犬の場合は、比較的スムーズに話が進むこともありました。実際に飼い主さんのお宅へ伺い、犬の性格や生活環境について話を聞いた上で譲渡が決まるケースもあります。
また、譲渡会では気になる犬がいてもその場で譲渡が決まることは少なく、応募者の中から条件や相性を考慮して後日連絡が来ることが一般的です。私が譲渡会に参加して感じたのは、犬の年齢や性格によっても条件が変わるということでした。家族構成や生活環境だけでなく、その犬にとって最も幸せに暮らせる家庭かどうかが重視されているように感じました。

保護犬や元繁殖犬にみられる行動

保護犬や元繁殖犬は、それまでの生活環境によってさまざまな特徴が見られることがあります。すべての犬に当てはまるわけではありませんが、人との暮らしに慣れていなかったり、過去の経験から不安を抱えていたりする場合もあります。

私が実際に迎えた犬たちにも、最初は戸惑うことがいくつかありました。しかし時間をかけて接することで少しずつ変化していく姿を見ることができました。ここでは、私が感じた元繁殖犬によく見られる行動についてご紹介します。

初めての環境や知らない人に強い警戒心を示すことがあります。来客時に隠れてしまったり、なかなか近づいてこなかったりすることもあります。

しっぽを振ったり甘えたりすることが少なく、「楽しんでいるのかな?」と心配になることもあります。しかし、慣れてくると少しずつ表情が豊かになる子もいます。

散歩の経験が少ない犬は、外の世界に慣れておらず立ち止まったまま動けなくなることがあります。無理に引っ張らず、少しずつ慣らしていくことが大切です。
散歩中の拾い食いにも注意!!
外で食べ物を見つけると何でも口にしてしまう子もいます。安全のためにも散歩中は十分な注意が必要です。

ずっとゲージの中にいることが多く室内での生活経験が少ない場合、トイレの場所やルールが分からないことがあります。失敗しても叱らず、根気よく教えていくことが大切です

私の家の場合
わが家では昨年6月に元繁殖犬のトイプードル6歳を迎えました。
迎えた当初は、とてもおとなしく、声帯がないのではないかと思うほど吠えることがありませんでした。インターホンが鳴っても、来客があっても反応はほとんどなく、本当に犬がいるのかと思うくらい静かでした・・・
また、散歩にも慣れておらず、外へ出ても立ち止まったまま動かないことが多くありました。リードを付けて歩くこと自体に戸惑っているように見えました。
そしてトイレ・・・これは30%くらいの確率でできました・・・。

しかし、一年が経った今ではすっかり変わりました。インターホンや来客に反応して元気に吠えるようになり、時には「少し静かにしてほしいな」と思うこともあるほどです。また、散歩も大好きになり、今では楽しそうに走る姿を見せてくれます。そしてトイレは80%~90%くらいの確率でほぼできるようになりました。


※2026年、4月末にもう一匹、トイプードルを迎えるのですが、この子はまだ…トイレは20%くらいの確率です…でも大丈夫~できるようになります!そう思っています。

保護犬を迎えて感じたこと

保護犬を迎えて感じたのは、子犬から育てるのとは少し違うということです。
すでに成犬になっているため、それまでの生活環境や経験があり、最初から思い通りにはいかないことが多々あります。

散歩やトイレ、人との接し方など、一つひとつをゆっくり覚えていく必要がありました・・・それでも、一緒に暮らしてみると可愛さは何も変わりません。むしろ、少しずつ心を開いてくれたり、楽しそうに散歩をする姿を見たりすると、その成長がとても嬉しく感じます。

私は現在50代後半です。新しく犬を迎えることについては正直悩みました。犬の寿命を考えると、これが最後の犬になるかもしれないとも思ったからです。
だからこそ、これから犬を迎えようと考えている方には、「今だけではなく10年後、15年後、20年後のことも考えてほしい」と思います。

犬は大切な家族です。可愛いだけではなく、最後まで責任を持って一緒に暮らす覚悟も必要です。犬との生活は毎日が楽しく、たくさんの癒しや笑顔を与えてくれます。愛犬を見送った悲しみはずっと今でもあります。しかし、新しく迎えた保護犬は前の子の代わりではなく、新しい家族として私の人生にやって来てくれました。

来世も必ず、私はまた犬と一緒に暮らしたいと思います。虹の橋へ渡った子たちとも約束しました~ずっと一緒だよ~って。今いる子もずっと一緒です!それくらい、犬との暮らしは私にとって大切で幸せな時間です。
犬はたくさんの幸せをくれます

これからこのブログでは、今一緒に暮らしている愛犬たちのことや、保護犬を迎えてからの暮らし、犬と暮らしていて感じたことなども、少しずつ書いていきたいと思います。

楽しいこともあれば、困ったこともいろいろ。
わが家の愛犬たちとの毎日を、これからもときどき覗きに来てもらえたら嬉しいです。

保護犬について、もう少し…

保護犬はどこで探せるの?費用は…もう少し詳しく記載しています。読んでね~
あなたが飼っているワンちゃんはどこから来たの…もちろん素敵なブリーダーの方もいます。でも…読んでくださいね。

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